将来的な体の問題のために【糖尿病の持つ多大な恐怖】

近い将来への不安

糖尿病の初期症状と治療

2014年現在の調査で、糖尿病人口は721万人とのデータが報告されています。身近な病気ですが、実態は意外と知られていないのではないでしょうか。劇的に発症することが多い1型糖尿病とは違い、生活習慣に起因する2型糖尿病は、ゆっくりと発症します。初期はほとんどが無症状なので、健診などで発見されるまで、気づかないでいる人が多くなっています。空腹時血糖値で126mg/dl以上、HbA1c6.5%以上で糖尿病と診断され治療がすすめられます。また、血糖値が160〜170mg/dlを超えると、尿に糖が出るようになります。のどのかわきや空腹感、頻尿や多尿、疲労感、目のかすみ、手足の感覚低下などの症状がでるようになると、病気が進行していると考えられるので、医師の指導のもとに適切な治療が必要になります。

最も注意が必要な合併症

糖尿病の治療で最も注意しなければならないことは、合併症を起こさないように高血糖をコントロールしていくということです。糖尿病の合併症の多くが血管と関係があるため、細小血管障害から大血管障害まで体中に発生します。細小血管障害の症状には、三大合併症といわれる糖尿性網膜症、腎症、神経障害などがあります。大血管障害の症状には脳卒中、心筋梗塞、末梢神経疾患などがあります。末梢神経に障害が出ると重症では壊疽を起こし、足を切断しなければならないこともあります。また途中失明や人工透析の原因の第1位が、糖尿病といわれています。このような深刻な症状が出る前に、日頃から正しい食事制限を行い、適切な運動を継続して、しっかりと自己管理していきましょう。